昭和とは何であったか(子安宣邦著)
反哲学的読書論
昭和とは何であったか(子安宣邦著)
<藤原書店>定価3,200円+税
目次は次の通りです。
反哲学的読書論―三木清「読書論」
1 小説は歴史をどう語るか―フィクションが反覆する“真実”
(黙って兵隊であるものの文学―火野葦平『小説 陸軍』/近代に反覆される親鸞―石和鷹『地獄は一定すみかぞかし 小説暁烏敏』 ほか)
2 アジア主義とは何であったか―昭和日本の中国体験
(「支那事変」とは何であったか―『文藝春秋』昭和十三年新年号/中国主義者橘と国家改造論―橘樸「国体論序説」 ほか)
3 ナショナリズムとは何か―死の哲学
(国民的物語「松阪の一夜」の成立―文部省『小学国語読本』巻一一/「種」の論理・国家のオントロジー―田辺元『種の論理の弁証法』 ほか)
4 沖縄問題とは何か―日米関係の戦前と戦後
(太平洋よ心地よく眠れ―大阪毎日懸賞論文『五十年後の太平洋』/人が其処に住むこと―松島泰勝『琉球の「自治」』 ほか)/小田は其処にいつづけた―小田実を読む
小説は歴史をどう語るか。
昭和日本の中国体験とは何であったか。
死の哲学とは何か。
沖縄問題とは何か。
これまで“死角”となってきた核心的な問い。
時代の刻印を受けた書物を通じて
「昭和日本」という時空に迫る書です。
最近昭和関係の本をよく目にしますが、
丁寧な調査に基づいた本だと思います。
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