なぜ、「怒る」のをやめられないのか

「怒り恐怖症」と受動的攻撃

目次は次のとおりです。


はじめに なぜいま、「怒り」、
-とくに「ゆがんだ怒り」を取り上げるのか?

第1章 抑圧された怒りはどこへいくのか?
第2章 自分自身に向けられる怒り
第3章 受動的攻撃
ーこそこそと怒りを表現する人たち

第4章 なぜ怒りを直接出せないのか?
第5章 怒りの応酬、怒りの連鎖
第6章 処方箋ー怒りをそんなに怖れるな

怒り」とは、
「何かうまくいっていないことがある」というサイン。
生きる上で非常に重要な感情です。

「怒りを自覚すること」の大切さを教えてもらえず、
我慢させられるばかりで
(または理不尽な怒りの恐怖の中で)育つと、
「怒り恐怖症」に陥ってしまいます。

その症状としては二つにわかれます。

一方は怒ることを否認し、
怒りを自分自身に向けたり、
怒りを偽装して「受動的攻撃」という形
(「やるべきことをしない」「遅らせる」「忘れる」等々)で敵意を表出する。

もう一方は、怒りを溜めこんだあげく、キレる症状です。

「怒らない」ことが盛んに目指されますが、
抑圧した怒りは必ず別の形で表れ、
連鎖し、
人間関係や自分自身を傷つけます。

しつこい怒りを醸成する依存や支配、
競争関係に注目しつつ事例を分析する本です。

怒りを適切に表現する大切さとその方法を探っていく書です。

ちょっと硬い内容ですが、気づきの多い本です。

<印象に残った一文>
「怒りを出すことに伴うリスクを避けようとするあまり、怒りを押し殺してしまう。「怒り恐怖症」こそが、諸悪の根源である。」

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このページは、村田優一郎が2012年9月 9日 05:05に書いたブログ記事です。

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