物質のすべては光 [ フランク・ウィルチェック ]
現代物理学が明かす、力と質量の起源
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目次は次のとおりです。
第1部 質量の起源
(「これ」に取り組む/ニュートンの第ゼロ法則/アインシュタインの第二法則 ほか)
第2部 重力の弱さ
(重力は弱いのだろうか?実際にそうだ/重力は弱いのか?理論的にはノーだ/ほんとうにすべき質問 ほか)
第3部 美は真なるか?
(統一ーセイレーンの歌/統一ーガラスを通して、ぼんやりと/擁護可能性 ほか)
離れるほど引きあう力が強くなる。
本書の著者ウィルチェック氏は、
クォークを結びつける相互作用がもつ
不思議な性質を説明する「漸近的自由」の発見により、
ノーベル賞を受賞しました。
質量の正体は何か?という問いに始まり、
忘れ去られた「エーテル」の思いがけない可能性や、
漸近的自由によって重力が
他の力と同じ枠組で捉えられることを示し、
来たるべき統一理論を展望する、
精緻かつ大胆な知的冒険の書です。
奥深い本です。
<印象に残った一文>
「現代物理学では、たったひとつのものしか存在しない。しかもそのたった一つのものというのは、昔で言うと物質よりも、むしろ光の概念にちかい。」
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