退いて後の見事な人生 [ 童門冬二 ]

現代にも通じるリタイアの極意

目次は次のとおりです。
新井白石
ー隠居後は、過去の検証に努力

黒田如水
ー二代目のために自分の“悪評”をつくり出す

徳川斉昭
ーグローカリズムの「隠居連合」

古田織部
ー師の志を継ぎ、その恨みを晴らすために生きる

松平宗衍
ー舞台裏の苦労を一身に引き受ける

松居遊見ー若い時から「隠居力」を発揮
伊能忠敬
ーやりたいことに専念するために、現役時代を精いっぱい生きる

鴨長明
ーツイてなかった半生の総仕上げ

仕事や役職を退き、
第一線を離れると、
かつては隠居の暮らしが用意された。
現場を他人に譲った後の人生の最終コーナーで、
先人たちは何を成したのだろうか?

「隠居とは、本当にやりたかったことと真剣に取り組むための出発点だ」と考える著者は、
日本史に名を遣した八人の「隠居力」を考察し、
なぜ隠居後に大きな力を発揮できたのかを検証していった。
彼らはなぜ、人生を何度も生きられたのか?
突然死でこの世を去らない限り、
誰もが否応なく体験するリタイア生活。

八人それぞれの老年の暮らしの中に、
現代にも通じるリタイアの極意が隠されています。

いろいろな示唆に富んだ書です!


<印象に残った一文>
「起承転結ではなく、起承転々の生き方を続ける。そしてその転々の中に、全生命を燃焼させる。」

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このページは、村田優一郎が2013年4月13日 04:29に書いたブログ記事です。

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