学力と階層 [ 苅谷剛彦 ]
教育の綻びをどう修正するか
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目次は次のとおりです。
1章 階層で学力が決まるのか。学力が階層を作るのか
(授業の理解度、学習意欲に示される格差/家庭的背景が学力に大きな影響を及ぼす/学習時間の階層差とその拡大)
2章 義務教育の機会は平等に保たれているか
(教育基本法改正が地域格差をもたらす/多様な価値観を否定する徳育教育/学習指導要領は学力を保証できるか/義務教育機会の不均衡化は経済格差を生む)
3章 これが教員勤務の実態だ-学校週5日制完全実施後の「教員勤務実態」調査報告から
(現場の声に耳を傾けずに進めた教育改革-「教員勤務実態」調査1/教育改革は子どものために有効ではない-「教員勤務実態」調査2)
4章 教育政策をめぐる論点、論争
(戦後教育の軌跡と現況、将来の課題-東京都立大学名誉教授、兼子仁氏との対談から/『大衆教育社会のゆくえ』以降 10年後のリプライ-日本大学教授、黒崎勲氏からの問題提起に答える)
5章 教育の綻びをどう修正したらいいか
(学歴社会から学習資本主義社会へ/受験のレベルも授業のレベルも上げられない/「ダメ教師にムチ、優れた教師にアメ」政策は有効か/「自己実現」という名の迷路。フリーターからの脱出口はあるのか)
深部で進む「教育の地殻変動」に
学力問題の第一人者が説く処方箋です。
教育現場の実情が分かる本です。
<印象に残った一文>
「学校週5日制が教員の「ゆとり」を奪う。」
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