魂の殺人新装版 [ アリス・ミラー ]

親は子どもに何をしたか

目次は次のとおりです。
生命力の迫害としての教育
(いわゆる「闇教育」/「光の教育」はあるか?)

沈黙の劇の終幕ー世は驚き騒ぐ
(自己自身に対する殲滅戦/アドルフ・ヒットラーの子ども時代ー隠れた残虐からあからさまな残虐へ/ユルゲン・バルチューその終わりから見た一つの生命)

恐れ、憤り、そして悲しみーただうしろめたさは抜きでー和解への道
(わざとしたわけではなくとも無慈悲な行いは痛みをもたらす/シルヴィア・プラスと苦悩の禁止/押し殺された憤怒/知る許可)

良い親や立派な教師が、
しつけと教育の名の下に子どもを殴り傷つけ、
人間性を破壊し、支配欲を満たしてきた。
そしてある日、
凄惨な事件が発覚して世は騒然とする。
独裁者の子ども時代を暴き、
子どもの権利と尊厳を説く書です。
時を超えて読み継がれる、
驚愕と赦しのストーリーです。

読んでいるうちに思わずゾッとしてくる本です。



<印象に残った一文>
「もしも子どもの両親が自分たち自身の両親に払ってきたと同じ敬意を子どもに対して払えるようになるなら、この時子どもはそのもてる能力を最上の意味で発揮させることができるようになるでしょう。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2013年5月12日 16:09に書いたブログ記事です。

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