吉田神道の四百年
神と葵の近世史
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目次は次のとおりです。
序 天下人と天上の神
第1部
(吉田山斎場所ー本朝無双のパワースポット/神祗管領長上ー神道界のリーダー/宗源宣旨と鎮礼ー神々を従わせるマジカル・ドキュメント/亡魂祭祀ー神様のクリエイター)
第2部 零落と再興
(神になった天下人たち/是非に及ばず/上下喜悦)
第3部 鍍金と正金
(黄金の日々/立ちこめる暗雲/剥がれゆく鍍金)/結 神と葵
徳川家康のブレーンとして名高い金地院崇伝曰く、
「神ならば吉田存ずべき儀」。
幕府の権力が直接及ばない「神」の領域を、
「吉田の神主」たちは、
いかにして手中に収めていたのか?
近世史の一断面として、
神祗管領長上吉田家の盛衰を見通す。
秀吉も、義満も、徳川将軍たちも頼った「神使い」、
その盛衰を描く歴史学です。
切り口の面白い本です。
<印象に残った一文>
「吉田家が徳川政権を補完していた。つまり表面には現れないが近世日本の国家権力の不可欠な部品として機能していた。」
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