20人の識者がみた「小沢事件」の真実 [ 鳥越俊太郎 ]
捜査権力とメディアの共犯関係を問う!
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目次は次のとおりです。
序章 かくして検察の「政治的陰謀」は達成された
(鳥越俊太郎)
第1章 被害者たちが証言する「国策捜査」の実態
(検察が潰れる「最大弱み」を告発(三井環)「暴力組織」に成り下がった検察、「既得権益」にしがみつくメディア(仙波敏郎)/権力とメディアの暴走を許さない(鈴木宗男)/原子力帝国・全体主義国家に変貌する日本(佐藤栄佐久)/日本の民主主義のため最後まで闘う(石川知裕)/小沢裁判事件の評価と主権者がとるべき行動(植草一秀))
第2章 民主主義の危機、「検察」の暴走を検証する
(陸山会事件における検察の暴走とメディア(郷原信郎)/法務・検察官僚に組織としての正義はあるか?(川内博史)/政治的冤罪事件「小沢ケース」の奇々怪々(有田芳生)/検察の暴走と「指揮権発動」の真相(小川敏夫)/検察の暴走・司法の崩壊に、市民に何ができるか(八木啓代)/暴走検察の背後にある刑事司法の巨大な歪み(青木理))
第3章 なぜ、大メディアは「検察」の暴走に加担したのか
(革命的改革を阻止した官僚と、それに手を貸したマスコミ(高野孟)/「アンチ小沢という空気」の正体(二木啓孝)/「週刊朝日」と大手メディアの違いはどこから生じたのか(山口一臣)/民主統制なき刑事司法に、メディアが最後の砦となれないことの悲劇(神保哲生)/小沢事件をメディアはどう報じてきたか(浅野健一)/官僚機構の一部と化したメディアの罪(マーティン・ファクラー))
終章 権力の暴走とメディアの加担
ー小沢問題の意味を問う(木村朗)
国策捜査の被害者、法曹関係者、国会議員、ジャーナリストら20人が、
小沢一郎と3人の秘書に向けられた
「政治とカネ」をめぐる問題を分析し、
その背景・経緯と本質・核心を叙述する書です。
検察の課題を感じる書です。
<印象に残った一文>
「検察や司法など国家権力が暴走し、それを監視・批判するはずの大手メディアがそれに加担するという法治国家にあるまじき恐るべき事態が、いまも進行中である。」
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