人びとのための資本主義 [ ルイジ・ジンガレス ]

市場と自由を取り戻す

目次は次のとおりです。

第1部 問題
(アメリカの例外性/誰がホレイショ・アルジャーを殺したのか?/クローニー資本主義、アメリカン・スタイルクローニー金融/救済国家/知識人の責任/ポピュリズムの時代)

第2部 解決策
(機会の均等/競争で不平等と闘う/市場に基づいた倫理の必要性/ロビー活動の制限/シンプル・イズ・ビューティフル/良い税、悪い税/金融政策/人民にデータを/市場派でいこう、企業派ではなく)

いまやアメリカは、大企業のロビイストが政府と癒着し、
人びとの富を収奪する「クローニー資本主義」になってしまった。
企業のためではなく、
人びとのための資本主義をいかに再構築し、
市場に基づいた倫理を確立するか?

第1部でクローニー資本主義に陥ったアメリカの現状を詳述し、
第2部で市場をうまく機能させる経済システムを取り戻し、
人びとのための資本主義を再構築するための青写真を提示する書です。

かなり硬い本ですが、資本主義の本質を垣間見れる書です。

<印象に残った一文>
「アメリカ合衆国は、富を幸運の贈り物や罪悪とすらみなすのではなく、勤勉な働きに対する正当な報酬と考えるプロテスタントの倫理の恩恵をこうむった。」


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このページは、村田優一郎が2014年1月17日 19:35に書いたブログ記事です。

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