からだのこえをきく [ 小池博史 ]
実体験に基づく極めて端的な処方箋
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目次は次のとおりです。
第1部 戦後、私たちが生きた時代
第2部 からだと感性
(からだについて/感性とはなにか/からだ・感性との対話)
第3部 現象を読む
(男性と女性/多様であること/未来へ)
刮目すべき上演の数々で世界的に高い評価を受け続ける舞台芸術家が、
とりわけ3・11以降、
日本に発して今や国外にまで蔓延し始めている
末期的な諸情況に鋭く警鐘を鳴らし、
その深刻さにさえ気づかぬまま
現在が抱え込んでしまった諸問題の根源を、
戦後の同時代史の病理の中に明かす書です。
身体表現の極限を追求して止まない著者が提示する、
実体験に基づく極めて端的な処方箋。
一刻も早く、からだという総合感覚器官の力をとり戻さなければ。
目からうろこの提案です。
<印象に残った一文>
「「からだ」と「感性」を認知できる場へと移っていく必要が出てきている。」
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