井沢元彦の激闘の日本史(幕末動乱と危機管理)

幕末動乱と危機管理

目次は次のとおりです。

第1章 幕藩体制と危機管理
ー徳川家康のグランドデザイン
(なぜ「徳川三百年の泰平」は到来したのか/なぜ薩長の江戸攻略は不可能だったのか/なぜ水戸徳川家は「天下の副将軍」と言われたのか)

第2章 平和崩壊への序章
ー朱子学という劇薬の作用
(なぜ幕府は最後まで開国を渋ったのか/なぜ田沼政治を「改革」と呼ばないのか)

第3章 黒船とは何だったのか
ー幕府と薩長土肥の明暗を分けたもの
(なぜ日露友好は夢物語に終わったのか/なぜ幕府は黒船の問題を先送りしたのか/なぜアメリカは日本との通商を熱望したのか/なぜ朱子学では外国から学ぶことが悪なのか)

第4章 ペリーが来た
ー連鎖する日本人の空理空論
(なぜ「ペリーは突然やってきた」が歴史常識になったのか/なぜ攘夷派は目の前の現実を無視し続けたのか/なぜ明治革命ではなく明治維新なのか)

幕末の動乱には、
現代にも通底する特異な思想と、
日本を繰り返し滅亡の危機に追い込んできた要因が凝縮されているのです。
幕府の危機管理システムはなぜ崩壊したのか?
歴史を戦乱で読み直す書です。
なかなか切り口の面白い本です。

<印象に残った一文>
「強い信念の持ち主によっても常識は変わる。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2014年11月10日 10:47に書いたブログ記事です。

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