親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと新版 (山田太一)
家族を見つめ続けた脚本家が語る親子論
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目次は次のとおりです。
第1章 一男二女あり(産院待合室での前奏曲/子供は暴君? ほか)/第2章 父のこと、家のこと(小学生のころ(昭和十六年~昭和二十年)/父母とすごした時間 ほか)/第3章 家族は「人間」を知る場所(心の傷も栄養になる/家庭内暴力のこと ほか)/第4章 親にできることは、少し(人生の意味/基準は生身の子供 ほか)/終章 二十年経って思うこと(他人の子供も可愛くなった/子育ての期間は短い ほか)
わが子も他者であり、
親の思いどおりにいくものではない。
個々の魅力に気づき、
その違いを財産だと思って喜ぶべきではないかと著者はいう。
大事なのは「時代の基準」ではなく「その子の現実」。
「親が子供にしてやれることの基準」は、
「他ならぬその子」にしかないのだということ。
家族を見つめ続けた脚本家が語る親子論です。
親は現実を受け入れることが大切かなと思います。
<印象に残った一文>
「親ができることは「ほんの少しばかりのこと」」
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