呪いと日本人 [ 小松和彦 ]
精神史の新たな足跡
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目次は次のとおりです。
1章 蘇る「呪い」の世界
(「呪い」をめぐる思索のはじまり/医者でもなおせない病気 ほか)
2章 なぜ、人は「呪い」を恐れるのか
(「おまえを呪ってやる!」/「呪い」が支配する世界 ほか)
3章 どのように呪うのか
(言霊信仰ー言葉を発すれば、それが「呪い」となる/「とこう」-記紀神話のなかの呪い ほか)
4章 「呪い」を祓う方法
(「水戸黄門」のラスト・シーン/「呪い」が「ケガレ」を発生させる ほか)
鎌倉幕府を呪詛調伏した後醍醐天皇の「荼吉尼天法」、
戦国武将の武田信玄や上杉謙信が用いたとされる「飯綱の法」、
現在も残る呪詛信仰で名高い高知県旧物部村の「いざなぎ流」。
日本の歴史において、「呪い」とは何であったのか?
それは、現代に生きる私たちの精神性にいかに受け継がれ、どのような影響を与えているのか?
民間信仰研究の第一人者が、
呪いを生み出す人間の心性に迫り、
精神史の新たな足跡をたどる書です。
ちょっと気持ちが重くなりますが、面白い切り口の書です。
<印象に残った一文>
「呪いは集団の浄化のシステム」
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