お寺の収支報告書 [ 橋本英樹 ]
日本の仏教の実体
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目次は次のとおりです。
第1章 なぜ、お寺は世襲なのか?
(誰もいないお寺/あまり意味のない『宗教法人法』/宗教法人の二重構造/なぜ住職は、やりたい放題なのか/いまが、第三の危機/お寺が家業/本当に優秀な人は、住職なんて継ぎたがらない ほか)
第2章 「葬式仏教」は、“悪”か?
(葬祭と墓地ー「葬式仏教」を支えているもの/葬祭業者の錬金術/「葬式芸者」の悲哀/よく知られていない、戒名の本当の意味/戒名を授けるという特権/いまの戒名制度は、「反仏教的」/なぜ戒名の差別は、なくならないのか ほか)
第3章 仏教という、すごい収益システム
(拝観料の、どこが宗教行為か/お寺がやることは、すべて非課税か/仏教腐敗の元凶、寺檀制度/お寺のなかの階層化ー本末制度/本寺が、末寺からお金を得る二度の機会/研修を五回受けたら、階級が上がる?/僧階と墨染の衣 ほか)
第4章 自由な信仰をとりもどす
(収入を何に使うか/課税は、「宗教弾圧」か/日本人の信仰は、もっと自由/墓質と離檀料/お寺が稼ぐのは、悪いことか/何のために収入を得るのか/上求菩提と下化衆生 ほか)
お寺の住職たちが、
「坊主丸もうけ」と揶揄されるようになって久しい。
住職といえば、かつては地域の尊敬を一身に集めていたのに、
何が変わってしまったのか?
「葬式仏教」や住職の世襲がダメなのか?
お布施が非課税だからいけないのか?
現役の住職である著者が、
現職でないと見えない視点から、
そのお金と制度の問題が、
数字を交えながら包み隠さず書かれています。
日本の仏教の実体が何なのか、理解できる書です。
ここまで暴露していいのか?
と心配になるくらいに、仏教の実態を公開した書です!
<印象に残った一文>
「正教師になると、色衣をつけることが許されます。」
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