敗者の日本史(4) [ 関幸彦 ]
古代日本の勝者と敗者
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目次は次のとおりです。
古代「氏族」、大伴氏ープロローグ
1 令制以前の大伴氏
(近侍する武官ー五世紀の大伴氏/各地への遠征ー六世紀の大伴氏/王権の激動と古代氏族ー七世紀の大伴氏)
2 奈良・平安時代の大伴氏
(律令貴族大伴氏ー大伴安麻呂・旅人/大伴家持と八世紀の政治史/大伴氏の没落と伴善男)
3 三河大伴(部)直氏と三河伴氏
(三河の国造ー三河大伴(部)直氏/三河伴氏)/「敗者」の氏族、大伴氏ーエピローグ
藤原氏との政治抗争に負け、
歴史の表舞台から去った大伴氏。
彼らは本当に姿を消したのか?
「大伴」のウジ名を負うことで地域に根付いた三河大伴氏の動向にも目を配り、
単純な敗者ではない大伴氏の未知の真実に迫る書です。
面白い切り口の書です。
<印象に残った一文>
「母権制の転覆は、女性の世界史的敗北であった。」
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