依存症ビジネス [ ダミアン・トンプソン ]

「廃人」製造社会の真実

目次は次のとおりです。

第1章 社会は私たちを「廃人」にしたがっている
ーiPhoneいじりと甘すぎるスイーツに見る病みつきビジネス

第2章 依存症は本当に“病気”なのか?
-環境次第でだれもが「依存者」になりうる社会

第3章 なぜ自分を破滅に導く習慣をやめられないのか?
-病みつきビジネスが利用している脳の仕組み

第4章 お買い物とヘロインとお酒の共通点とは?
-自由市場と依存の関係は18世紀ロンドンで始まった

第5章 スイーツはもはやコカインだ!
-スタバの「フラペチーノ」に仕込まれた巧妙な戦略

第6章 どこに行っても安く、大量に酒が手に入る世界で
ー社会をアルコール漬けにするメーカーと販売網

第7章 処方箋薬がこれほどいい加減とは!
-合法的なおクスリでもじゅうぶントベる

第8章 ゲームという新時代のギャンブル
ー合言葉は「ユーザーを永遠のキャッシュマシンに!」

第9章 「無料ポルノ革命」の衝撃
ー最新テクノロジーを最大限に活かす無秩序な業界とその餌食たち

第10章 われらを誘惑から救いたまえ
ー依存の「解毒」ですら商売になる時代で

もはや病気ではない。
最強最悪のビジネスモデルである。
iPhone、
フラペチーノ、
危険ドラッグ、
お酒、
フェイスブック、
アングリーバード、
オンラインポルノ…
私たちは、なぜこうも簡単に「病みつき」になるのか?
元アルコール依存症のライターが、
人間の意志の弱さにつけ込むテクノロジーと
ビジネスの共犯関係に迫る書です。

面白い切り口の書です。


<印象に残った一文>
「依存症の最たる特徴は、徐々に「人」を「物」に置き換えていくことだろう。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2015年2月21日 15:43に書いたブログ記事です。

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