『星の王子さま』隠された物語 [ 鳥取絹子 ]
サン=テグジュペリが伝えたかったこと
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目次は次のとおりです。
1 「私のなかには、この王子さまのような子どもが住んでいる」
2 「むかし、いちどは子どもだった、おとなの人に」
3 「あの花のいうことなんか、きいてはいけなかったんだよ。することで品定めしなけりゃあ、いけなかったんだ」
4 「おとなって、ほんとにへんなものだなあ」
5 「人間たちのところにいたって、やっぱりさびしいさ」
6 「“飼いならす”って、それ、なんのことだい?」「よく忘れられてることだがね。“仲よくなる”っていうことさ」
7 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
8 「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ」
9 「人間はみんな、ちがった目で星を見てるんだ。きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ」
10 「でも、王子さまが、じぶんの星に帰ったことは、よく知っています」
11 「王子さまがもどってきたと、ぼくに一刻も早く手紙をかいてください」
『星の王子さま』が子どものための物語ではない理由。
サン=テグジュペリは「子どものほうが正しい」と主張するばかりではなかった。
孤独とともに過ごした四十代が“どこか寂しげな王子さま”を生んだ。
星めぐりの放浪のなかで登場する「おとなたち」が示すもの。
サン=テグジュペリの分身でもあった「星の住人たち」。
サン=テグジュペリの死生観がこめられている“王子さまの謎の結末”。
元祖・内藤濯訳をもとに、
世界中で愛され続ける『星の王子さま』の魅力と深層に迫る書です。
星の王子さまの奥深さを感じる書です。
<印象に残った一文>
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。肝心なことは、めにみえないんんだよ。」
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