ピケティ『21世紀の資本』を日本は突破する [ 増田悦佐 ]
強者の格差論に未来はない
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目次は次のとおりです。
第1章 資本主義社会での格差拡大は不可避なのだろうか
第2章 20世紀末からのアメリカの企業利益率急上昇の秘密
第3章 怒るピケティ、でもその憤激はだれのため?
第4章 オイルダラーの終焉は資源羨望症患者につける特効薬だが…
第5章 歴史重視を訴える当人の主張が意外に超歴史的で、非歴史的
第6章 世界統一累進資本税は、格差解消の妙薬か
付章 21世紀の日本はどうなる?
日本は資本格差も知的格差も世界一小さい国。
サービス業主導経済がこの国の指針となる。
強者の格差論に未来はない。
欧米パワーエリートの本音が漏れる驚愕の弱者切り捨ての論理、
日本のエリート、官僚たちがピケティほど怜悧な頭脳を持っていなくて良かった。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「日本にはまだ成人女性のうち3割の労働力が使われることなく眠っている。」
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