逆説の日本史(18(幕末年代史編 1)) [ 井沢元彦 ]
黒船来航と開国交渉の謎
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目次は次のとおりです。
幕末から維新へ・『前史』としての日米交渉史
(オランダ国王開国勧告を拒絶した幕府の思惑/日本外交は「嘘つき」で「二枚舌」と喝破したペリー)
幕末激動の十五年
(一八五四年編ー日米和親条約締結で意識的に行なった誤訳/一八五五・五六年編ー「徳川の終わり」を印象づけた安政の三大地震/一八五七年編ー「倒幕の大功労者」ハリスは何をしたか?)
「日本は前触れなしに突然やってきたアメリカのペリーという乱暴な男に強引に開国させられた」。
これが日本人の持っている歴史認識だ。
しかしこれは正確ではない。
ペリーが「強引」だったのは本当だ。
だが「突然」では決してない。
それどころか、アメリカは実に慎重に紳士的に粘り強く交渉を続けていたという事実がある。
アメリカを激怒させた幕末の「日本外交」。
一般の歴史認識とは異なる歴史観です。
<印象に残った一文>
「言霊は確かに日本文化の重要な部分である。」
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