財務省と政治 [ 清水真人 ]
「最強官庁」の虚像と実像
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目次は次のとおりです。
序章 五五年体制ー自民・大蔵の「共犯システム」
第1章 「無謬」神話の終わり
第2章 金融危機と大蔵省「解体」
第3章 新生・財務省と小泉政治
第4章 政権交代とねじれの激流
第5章 アベノミクスとの格闘
終章 最強官庁のいまとこれから
国家の財政を担い、「官庁の中の官庁」「最強官庁」と称される財務省(旧大蔵省)。
55年体制下では自民党と蜜月関係を築いた。
だが90年代以降、政治改革などの統治構造改革が、
首相の指導力強化と大蔵省「解体」を推進。
2001年には財務省へ衣替えした。
小泉政権、民主党政権、第二次安倍政権と政治が変動するなか、
経済停滞と少子高齢化により財政赤字の拡大は続く。
20年以上の取材をもとに「最強官庁」の実態を追う書です。
財務省の力の変遷がよく分かる書です。
<印象に残った一文>
「大蔵省は時の首相や蔵相に仕えるだけではすまず、二重権力型の自民党システムに深く組み込まれて「共犯関係を築いた。」」
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