「私」を生きるための言葉 [ 泉谷閑示 ]

日本語と個人主義

「私」を生きるための言葉 [ 泉谷閑示 ]

「私」を生きるための言葉 [ 泉谷閑示 ]
価格:1,512円(税込、送料込)

目次は次のとおりです。

第1章 日本語と日本人
(「あなた」とyouは同じか/普遍的人称代名詞を基盤とする社会 ほか)

第2章 「世間」と言葉ー「世間」内言語について
(モノローグ的世界/察する文化 ほか)

第3章 自他の区別
(0人称の自他/「経験」からの逃避 ほか)

第4章 個人主義と利己主義
(夏目漱石の「私の個人主義」/「個人主義」とは何か ほか)

第5章 日本語で「私」を生きるために
(「主語」を立てると何が起こるか/一人称を生きる日本人の言葉 ほか)

すべての人間は透明な言葉を生むようにできている。
気鋭の精神科医が豊富な臨床経験をもとに、
日本語に潜む神経症性を徹底分析します。
言語の作用や日本語の特性に目を向ける作業から始めて、
そこから炙り出されてくる近代以後の日本人の姿を問い直し、
近代的な輸入概念である「個人」「社会」「個人主義」といったものについても、
精神性の根幹において本当に受容していると言えるかどうか、あらためて考える書です。
日本語について改めて考えさせられます。

<印象に残った一文>
「私は私でいい。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2016年4月 5日 09:46に書いたブログ記事です。

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