この世はウソでできている [ 池田清彦 ]
現代人に覚醒を促す挑発の社会時評
この世はウソでできている [ 池田清彦 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 民主主義のウソ
(「民主主義は人の自由を尊重する制度である」のウソ/「ダメ。ゼッタイ。」?大麻取り締まりのウソ ほか)
第2章 ウソの道具としての科学
(「人の役に立つことで金儲け」から「人を脅かして金儲け」へ/インチキな科学的言説で人をだました典型例「ダイオキシン法」 ほか)
第3章 世界を動かすウソのからくり
(ウソがホントを支配している貨幣経済/グローバル・キャピタリズムの源泉 ほか)
第4章 現代人はどんな「ウソ」にだまされるのか
(他人をコントロールしたいという欲望の始まり/自己家畜化が進む現代人 ほか)
ウソは巨大で組織的なほど見破ることが難しい。
地球温暖化からがん検診、果てはレバ刺し禁止まで。
「民主主義」というお題目の下、過剰な法規制を敷くことで利益誘導を狙う国家のやり口や、
怪しい「科学」を世界の常識にすりかえ、金儲けを企む巨大利権の巧妙な手段を、
人気生物学者が次々喝破します。
世間の通説に踊らされ、自己家畜化の道を進む現代人に覚醒を促す挑発の社会時評書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「制度を運用するためには、物的資源と人的資源が必要である。」
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