グローバル人材とは誰か [ 加藤恵津子 ]
若者の海外経験の意味を問う
グローバル人材とは誰か [ 加藤恵津子 ] |
目次は次のとおりです。
第1部 若者は「内向き」か?-インターネット調査からみる若者の海外経験と人生(若者にとっての海外経験)
第2部 「外」に向かう人びとーフィールドワークからみる若者の海外経験と人生(「自分探し移民」オーストラリア、カナダー「あれもこれも」の魅惑と困惑/「自分探し移民」と「グローバル人材」-“自分”と“企業”をめぐるジェンダー・階層/「グローバル市民」のスゝメー帰国者も、移民も、移動者も)
留学をはじめ海外で生活する若者は多いのにもかかわらず、
「若者は内向きだ」という前提で行政や企業が強く求める「グローバル人材」とはいったい誰なのか?
インターネット調査とフィールドワークを組み合わせて、
「普通の若者」にとっての海外経験の意味をすくい取り、
「グローバル人材」という特権的な人材層の育成だけに目を向けるのではなく、
若者のキャリア形成の多様性を確保する必要性を指摘する書です。
グローバル人材について改めて考えさせられます。
<印象に残った一文>
「一つの国の中に色々な世界を経験した人がいれば、それだけ国が一方的に偏ってしまう危険を減らせるんだよ。」
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