幕臣たちは明治維新をどう生きたのか [ 樋口雄彦 ]

埋もれた歴史を掘り起こす


目次は次のとおりです。

第1章 幕府瓦解ー幕臣たちが迫られた究極の選択
(三つの選択肢ー駿河移住・朝臣化・帰農商/それ以外の進路/亡命者たち/巻き込まれた人々)

第2章 明治に生かされた幕府の改革ー身分を超えた人材登用
(身分の壁を超えて幕臣に/洋学が立身の基礎/「武」への期待/好結果を生んだ幕府のリストラ)

第3章 新史料から読む「その後」-大久保利通がみた旧幕臣たち(大久保利通文書のなかの旧幕臣/評価された元幕臣官僚)

第4章 知られざる敗者たちー成功と没落のあいだ(手に職を付けて/没落か転身か)

明治維新という激動に直面した幕臣たち。
幕府の倒壊とともに身を沈めた者がいた一方、
むしろ維新後にこそ才能を開花させた者もいた。
その多様な軌跡をたどって、埋もれた歴史を掘り起こす書です。
面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「徳川家を支えた人の層は明治以前と以降とではすっかり入れ替わったといえる。」


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このページは、村田優一郎が2016年5月19日 05:30に書いたブログ記事です。

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