「非正規労働」を考える [ 小池和男 ]
戦後労働史の視角から
「非正規労働」を考える [ 小池和男 ] |
目次は次のとおりです。
序章 非正規労働を考えるためにー他国も専門職もみる
第1章 社外工と臨時工ー一九五〇年代初めの造船業
第2章 アメリカの非正規、正規労働者
第3章 製造業の生産職場
第4章 三次産業の非正規労働者
第5章 設計技術者
終章 ひとつの提案ー人材選別機能の重視
自動車工場や外食チェーン店から米国の保険会社まで、
終身雇用崩壊が叫ばれる以前から非正規労働は幅広く存在してきた。
合理性があるから存続する、ならばその根拠は何なのか。
職場まで下りた貴重な調査資料をもとに実像を描き、改善策を提案する書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「非正規労働は、それなりに経済合理性があり、もちろん弊害もあるのだけれど、市場競争が続く限り、どの国にも存在している。」
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