問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 [ エマニュエル・トッド ]
21世紀の新・国家論
目次は次のとおりです。
日本の読者へー新たな歴史的転換をどう見るか?
1 なぜ英国はEU離脱を選んだのか?
2 「グローバリゼーション・ファティーグ」と英国の「目覚め」
3 トッドの歴史の方法ー「予言」はいかにして可能なのか?
4 人口学から見た二〇三〇年の世界ー安定化する米・露と不安定化する欧・中
5 中国の未来を「予言」するー幻想の大国を恐れるな
6 パリ同時多発テロについてー世界の敵はイスラム恐怖症だ
7 宗教的危機とヨーロッパの近代史ー自己解説『シャルリとは誰か?』
英国EU離脱とトランプ旋風は、英米という発祥地でのグローバリズムの終焉と「国家」への回帰を意味します。
家族構造の変遷が明らかにする「国家」の重要性。
未来は歴史から見えてくる!
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「自らが打ち出したグローバリゼーションに最も苦しめられた結果、旧来的なナショナルなる方向へバランスを戻したわけです。」
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