変革期の経営行動学 [ 童門冬二 ]

いつの時代になっても、人間がやることは同じ

目次は次のとおりです。

第1章 大化改新はどんな事件か
ー豪族政治を中央集権に変えた
(誰に経営権があるのかー大化改新は、経済闘争だった/経営改革は「破壊」より「建設」が必要ー破壊とは旧組織人事を刷新し壊すこと/柔軟な方策が地方制度には必須ー「改革こそ正義」だけでは課題は解決しない ほか)

第2章 なぜ、二年半で建武新政は消滅したのか
ー「時代の空気」を読みきれなかった
(建武新政も経営権の争奪戦だったー土地こそ財産 守って増やせ/なぜか繰り返される独裁制ー拙速すぎた経営権の単独行使/出身母体の違いで起こる摩擦ー天皇は社長、上皇が会長という役割 ほか)

第3章 なぜ、明治維新は複雑化したのか
ー「倒幕」が「討幕」にエスカレートするまで
(「日本の三大政治変革」である明治維新ー海外との関係性で変遷した時代/大きく変わった時代を動かす力ー個人より組織で考えて行動する/財力と学力で見直される朝廷ー各藩の「京都支店設立」がブーム? ほか)

日本の歴史には、経営に役立つ興味ある分析や検証ができる事件は多い。
歴史上の代表的な政治事件「日本三大改革」を取り上げて、あえて経営の角度からみて試論を展開してあります。
見えてきたのは、「いつの時代になっても、人間がやることは同じ」であることです。
「温故知新」精神で、経営や仕事に役立つヒントをここからつかみとってもらいたいとの思いが詰まった本です。
色々な気づきを与えてくれます。

<印象に残った一文>
「「水は低きに流れていく」が、歴史の鉄則」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2017年1月22日 07:59に書いたブログ記事です。

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