政治が危ない [ 御厨 貴 ]
痛快対談
目次は次のとおりです。
第1章 政権という魔物ー権力をめぐる闘争
(なぜ安倍政権はカムバックに成功したのか/「同志、思想的結合、お友だち」を登用/アベノミクスは「やった感」より「やってる感」 ほか)
第2章 政治家という代物ーポストをめぐる闘争
(安倍ー二階の「戦略的互恵関係」はいつまで続く?/谷垣幹事長がいたから示せた「自民の幅」/自民党内のバランスは崩れた ほか)
第3章 憲法という難物ー改憲をめぐる闘争
(16年8月、「天皇陛下のおことば」の背景/なぜ摂政ではだめなのか/「おとこば」を憲法上の観点から考える ほか)
第4章 メディアという生き物ー世論をめぐる闘争
(新聞論調は分極化しているのか/政治家は「朝日がどう書くか」を気にしていた/新聞の紙面が「べき論」でいいのか ほか)
オーラル・ヒストリーの第一人者と取材経験が豊富なジャーナリスト。
現場をよく知る同窓の二人が本音で話した。
安倍官邸に文句を言えない与党の事情、拒否権集団となり対案を出せない野党の現状、
極端に振れる世論と政治家の質の低下…。
ここだけの話、満載。政治が抱える課題について、
時に辛辣に、時にユーモアを交え、
そして歴史的な視点も踏まえ、語る、痛快対談です。
政治の現状が見えてきます。
<印象に残った一文>
「アベノミクスっていうのは「やってる感」なんだから、成功とか不成功とかは関係ない。」
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