「三国志」の世界孔明と仲達(2)新訂版 (新・人と歴史拡大版) [ 狩野直禎 ]
分裂の時代「三国志」の世界
「三国志」の世界孔明と仲達(2)新訂版 (新・人と歴史拡大版) [ 狩野直禎 ] |
目次は次のとおりです。
1 臥竜
(三人の英雄/曹操、頭角をあらわす/三顧の礼)
2 荊州より益州へ
(曹操の荊州占領/赤壁の戦い/劉備の益州占領/劉備、荊州を失う)
3 孔明、丞相となる
(魏の建国と劉備の死/西南夷と魏の動向)
4 大業ならず
(出師の表/北征三たび成功せず)
5 孔明の死と仲達の栄達
(五丈原/実力者、仲達/浮華の徒/クーデタ/むすび)
『三国志演義』という虚構のプリズムを通してしか、
われわれの前に像を結ばなかった諸葛孔明と司馬仲達、
そして彼らの生きた三国の時代とははたして何か?
約四〇〇年もの間、中国を支配した漢王朝が音をたてて崩壊する、
まさにその時が三国時代の始まりであった。
それは単に、一つの王朝が倒れただけではなかった。
古代統一国家が崩壊したのである。
統一から分裂へ、これがこの時代を流れるキーワードであった。
政治だけにとどまらず、思想・文学・芸術
孔明と仲達を軸に分裂の時代「三国志」の世界を明らかにする書は、読み応えがあります。
<印象に残った一文>
「豪族は漢一代を通して発展してきた。」
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