未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) [ 河合 雅司 ]

これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書!

目次は次のとおりです。

人口減少カレンダー
(序 2016年、出生数は100万人を切った/2017年 「おばあちゃん大国」に変化/2018年 国立大学が倒産の危機へ/2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ/2020年 女性の2人に1人が50歳以上に ほか)

日本を救う10の処方箋ー次世代のために、いま取り組むこと
(序 小さくとも輝く国になるための第5の選択肢/戦略的に縮む/豊かさを維持する/脱・東京一極集中/少子化対策)


日本が人口減少社会にあることは「常識」。
だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか?
人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。
だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」です。
書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並びます。
しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、
かつ体系的に解き明かす書物はこれまでありませんでした。
それを明確にしておかなければ、講ずべき適切な対策とは何なのかを判断できず、日本の行く末を変えることは叶わないはずなのにです。
第1部は「人口減少カレンダー」とし、年代順に何が起こるのかを時系列に沿って、かつ体系的に示し、未来の現実をデータで示した「基礎編」です。
第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として提示しています。こちらは、全国の公務員・政策決定者にも向けた「応用編」と言えます。
今後の潮流を読むうえで、抑えておきたい一冊です!
 


<印象に残った一文>
「西暦2900年の日本列島に住む人はわずか6000人、西暦3000年には何と2000人にまで減る。」

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このページは、村田優一郎が2017年8月 6日 05:39に書いたブログ記事です。

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