共謀罪の何が問題か (岩波ブックレット) [ 高山佳奈子 ]

第一線で活躍する刑事法の研究者が数々の問題点・矛盾点を指摘

目次は次のとおりです。

第1章 共謀罪と日本法の違い
第2章 国連条約にそぐわない内容

第3章 オリンピックのためというウソ
第4章 テロ対策のためというウソ

第5章 内容の無限定性
第6章 治安を向上させず市民を圧迫
第7章 国会運営の異常さ

犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」。
危険性を指摘され、国会で三度廃案になった法案が装いを変え、「テロ等準備罪」の呼び名で新設されようとしている。
しかし、この立法は犯罪対策にとって不要であるばかりでなく、市民生活に重大な制約をもたらすものだ。
第一線で活躍する刑事法の研究者が数々の問題点・矛盾点を指摘する書です。
一犯報道では知ることのできない内容が満載です。

<印象に残った一文>
「共謀罪とは、もともと日本法の中にはなかった概念で、複数の者で犯罪を共謀すること自体が独立の罪とされるものです。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2017年8月 6日 16:36に書いたブログ記事です。

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