オックスフォードからの警鐘 グローバル化時代の大学論 (中公新書ラクレ) [ 苅谷剛彦 ]

彼我の違いを探り、我らの強みを分析する

目次は次のとおりです。

序章 日本の大学が世界の「落ちこぼれ」になる
第1部 「スーパーグローバル大学」の正体
第2部 文系学部廃止論争を超えて

第3部 海外大学・最新レポート/第4部 ガラパゴスからの脱出
終章 「グローバル大学」への警鐘ー日本の大学は何をめざすべきなのか?

ワールドクラスの大学は「ヒト・モノ・カネ」をグローバルに調達する競争と評価を繰り広げている。
水をあけられた日本は、国をあげて世界大学ランキングの上位をめざし始めた。
だが、イギリスの内部事情を知る著者によれば、ランキングの目的は英米が外貨を獲得するためであり、日本はまんまとその「罠」にはまっているのだといいます。
日本の大学改革は正しいのか?
真にめざすべき道は何か?
彼我の違いを探り、我らの強みを分析する書は
色々な気づきを与えてくれます。
今後の日本教育を考える上で、参考になる書です。

<印象に残った一文>
「イギリスの大学の巧妙なところは、大学全体としては国際的なグローバル化戦略を取りつつ、オックスフォードやケンブリッジのような大学には、その伝統に基づく強みを維持させる余裕を持たせているところにある。」

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このブログ記事について

このページは、村田優一郎が2017年8月21日 06:20に書いたブログ記事です。

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