家光は、なぜ「鎖国」をしたのか (河出文庫) [ 山本 博文 ]
「鎖国」の本質を明らかにする
目次は次のとおりです。
第1 一六・一七世紀の東アジア
第2 家光の政治と対外関係
第3 島原の乱とその影響
第4 幕府・藩・朝廷
第5 都市と農村
第6 外からの脅威と幕政
かつて、日本が徳川家光政権時に「鎖国」にいたった道筋は、現在の状況によく似ている。
世界的にも「内向き」傾向の今、その歴史の流れをつかむ。刻々と変わる海外情勢、幕府内部の勢力関係の変化、
それゆえに起こる外交方針の急展開、
そして将軍・家光の個性にいたるまで、総合的に追究することで、「鎖国」の本質を明らかにする書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「キリスト教と旧教国への政治的対応の中で成立した。」
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