グローバリズム その先の悲劇に備えよ (集英社新書) [ 中野 剛志 ]

気鋭の論客ふたりが文明の危機の時代の本質に切り込む


目次は次のとおりです。
第1章 「怒りの政治」が世界を覆う
(「怒りの政治」がグローバル化に終止符を打つ/脱グローバル化の再来はポラニーで「読めた」 ほか)

第2章 EU離脱は国民主権の回復
(脱グローバル化の嵐が欧州を吹き荒れる/「規制の帝国」への反発 ほか)

第3章 真の冷戦終結で日本はどうなるか
(本当の意味での冷戦の終結/アメリカにとっての主権の制約は安全保障条約 ほか)

第4章 悲劇の時代に何をなすべきか
(帰ってきた長期停滞論/ハンセンの予言はなぜ外れたのか ほか)

国境を越えた人・モノ・カネの動きが鈍ってきた。
英国EU離脱やトランプ現象、ルペンの躍進など、反グローバリズムを旗印にしたポピュリズムの嵐も吹き荒れている。
グローバル化がいよいよ終わるのだ。
しかし、残されたのはグローバル化によって引き裂かれた国民と社会の分断だ。
そこから始まる悲劇とは?
いまだグローバル化への幻想から覚めない日本の運命は?
気鋭の論客ふたりが文明の危機の時代の本質に切り込む書です。
今後の物流を読む上で参考になる書です。

<印象に残った一文>
「人間、実存的な危機じゃないと本気にならない」

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このページは、村田優一郎が2017年9月 9日 16:22に書いたブログ記事です。

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