かくて行動経済学は生まれり [ マイケル・ルイス ]
二人のユダヤ人の足跡
目次は次のとおりです。
見落としていた物語
専門家はなぜ判断を誤るのか?
ダニエル・カーネマンは信用しない
エイモス・トヴェルスキーは発見する
無意識の世界を可視化する
直感は間違える
脳は記憶にだまされる
人はストーリーを求める
まず医療の現場が注目した
そして経済も
説明のしかたで選択は変わる
終わりの始まり
最後の共同研究
そして行動経済学は生まれた
データ分析を武器に、貧乏球団を常勝軍団に作り変えたメジャーリーグチームGMを描いた『マネー・ボール』は、
スポーツ界やビジネス界に「データ革命」を巻き起こした。
刊行後、同書には数多くの反響が寄せられたが、その中である一つの批判的な書評が著者の目に止まった。
「専門家の判断がなぜ彼らの頭の中で歪められてしまうのか。
それは何年も前に二人の心理学者によって既に説明されている。
それをこの著者は知らないのか」。
この指摘に衝撃を受けた著者は、その二人のユダヤ人心理学者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの足跡を追いはじめた。
面白い切り口の本で、どんどん物語の中に引き込まれます。
<印象に残った一文>
「人は効用を最大にするのではなく、後悔を最小にしようとしている。」
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