ノーベル賞の舞台裏 (ちくま新書) [ 共同通信ロンドン支局取材班 ]
ノーベル賞取材の集大成
目次は次のとおりです。
プロローグ ベールに包まれたノーベル賞
第1章 文学賞ー誰が評価するのか。評価できるのか?
第2章 物理・化学・医学生理学賞ー発見と開発の熾烈
な競争
第3章 平和賞ー政治への影響とあやふやな理想
第4章 経済学賞ー批判が尽きない理由
第5章 ノーベル狂想曲と舞台裏
第6章 ノーベル賞の重み
エピローグ ノーベル賞が求める創造性とは
湯川と朝永の嫉妬と友情、川端受賞の陰にあった、谷崎や三島の名前、
繰り返される日本メディアの「ハルキ狂想曲」。
科学を愛し平和を希求した、偏屈者の発明家・ノーベルの命日、最高に権威ある賞が、物理、化学、医学、文学、経済、平和貢献で功績を挙げた人々や団体に授与される。
だが、賞の舞台裏は思いのほか取り散らかっている。
ノーベルが遺言した「人種・国籍を超えた人類への貢献」という理想とは裏腹に、国家や著名大学の名誉欲が交差し、政治利用も見え隠れする現実。
多くの関係者の証言を聞き、無数の資料をめくった記者たちの、ノーベル賞取材の集大成は目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「ノーベル賞の選考過程は、ノーベル財団の規定により、最低50年間は公開されない。」
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