官僚たちのアベノミクス 異形の経済政策はいかに作られたか (岩波新書) [ 軽部謙介 ]
異例の政策の生成過程をつぶさに再現
目次は次の通りです。
1 二〇一二年一一月~同年一二月
(解散/政策ブレインの形成/選挙公約はどのようにつくられたか/政権移行の実相)
2 二〇一二年一二月~一三年一月
(スタートダッシュ/デフレ脱却は誰の責任か/アベノミクスの誕生)
3 二〇一三年二月~同年七月
(「米国は理解した」/異次元へ)/「アベノミクス」とはなんだったのか
「国家意思」は、どのように政策として形作られ、貫徹していくのか。
政府・日銀の歴史的な「共同声明」作成のプロセス、
「二」並びの目標数値の出所など。
官邸、経済省、財務省、金融庁、日銀、財界、有識者…誰が、どう動いたのか。
圧倒的な取材力を誇る著者が、異例の政策の生成過程をつぶさに再現する書です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
「本当は何を決め、何を決めていないのか、それは何を意味するのか。権力を抑制するという観点から国会やメディアはそのフォローを真摯に続けていくことが求められている。」
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