勝海舟 歴史を動かす交渉力 [ 山岡 淳一郎 ]
歴史を動かす交渉力
目次は次のとおりです。
序章 濱御殿の焚火
第1章 砲艦外交
第2章 咸臨丸で海を渡る
第3章 薩長同盟へ
第4章 江戸開城の大交渉
第5章 非戦を貫く
日本史の大転換点において、
「私」ではなく「公」を貫き、時代の大局を見据えて歴史の歯車を動かした男・勝海舟。
ペリーの黒船が来航し、驚天動地の騒ぎのさなか、
蘭学者・兵学者の勝は冷静に先を見通した。
動乱のなかに国家統一の構想を固め、自らの使命を求めて動く。
有力な幕臣となった勝は、複雑で重い運命を背負い、
薩摩の西郷隆盛との大交渉劇「江戸開城」を演じる。
江戸は焼かれず、近代国家の首都、東京に継承された。
そして、明治維新へ。勝は、新政府の高官を辞し、
政治の表舞台を去っても、日清戦争、十九世紀末まで、対話者の背後に流れる時勢と向き合い続けた。
目からウロコの情報が満載です。
<印象残った一文>
「お前の刀は抜くと天井につかえるぞ」
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