ダールグレン 1

アメリカSF最大の問題作

都市ベローナに何が起きたのか-多くの人々が逃げ出し、廃墟となった世界を跋扈する異形の集団。

二つの月。

永遠に続く夜と霧。

毎日ランダムに変化する新聞の日付。

そこに現れた青年は、
自分の名前も街を訪れた目的も思い出せない。

やがて”キッド”とよばれる彼は男女を問わず愛を交わし、詩を書きながら、迷宮都市をさまよいつづける。

奔放なイマジネーションが織りなす架空の都市空間を舞台に、
性と暴力の魅惑を鮮烈に謳い上げ、
人種・ジェンダーのカテゴリーを侵犯していく強靱なフィクションの力。

過剰にして凶暴な文体、
緻密にして錯乱した構成、
ジョイスに比すべき大胆な言語実験を駆使した、
天才ディレイニーの代表作にしてアメリカSF最大の問題作です。


正直、個人的には摩訶不思議すぎて良くわからないのですが村上春樹氏の作品のにおいを感じる本です。

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2011年10月14日 12:50に書いたブログ記事です。

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