「想定外」を想定せよ!
失敗学からの提言
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目次は次の通りです。
第1章 想定とは何か
(想定は考えるために必要不可欠/安全性はどのように確保するか ほか)
第2章 ありうることは起こる!
(ありうることは必ず起こる!/なぜ、「原因究明」が必要なのか ほか)
第3章 なぜ、ありうることが忘れられるのか
(「ここより下に家を建てるな」/失敗の記憶消滅には法則性がある ほか)
第4章 「想定外」を想定せよ!
(失敗を防いだ上越新幹線脱線事故/うまくいった「想定」はニュースにならない ほか)
第5章 「想定外」にいかに対処するか
(全体像を把握する/自分で観察し考えることで「真のベテラン」になれる ほか)
東日本大震災の津波による甚大な人命被害は、
「想定外」ゆえ仕方がなかったと言えるのか?
震災の前後に三陸海岸の実地調査を行った著者が、
さまざまな失敗事例の科学・工学的考察を踏まえ、
「想定外」の事故・失敗が起こる要因を解き明かす書です。
そのうえで、
想定漏れを防ぐための対策や、
突発的な事件・事故に
どう対処すればよいかを提言します。
今後の防災のあり方を考えるための指針となる一書です。
まさに“備えあれば憂いなし“を実感する書です。
<印象に残った一文>
「失敗するととかく人はその失敗の「責任」を追求したくなるものです。それは確かに避けては通れないものですが、そこばかりに目を向けていては、失敗から学び、真の科学的理解を得ることはできません。「責任追及」ではなく「原因究明」を目的に失敗を見つめ、再発防止につなげることこそが、「失敗学」の大きな役割なのです。」
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