指揮者の役割
ヨーロッパ三大オーケストラ物語
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目次は次のとおりです。
序章 指揮者の四つの条件
第1章 指揮者なんて要らない?
-ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(絶美・陶酔のアンサンブル体験/ウィーン・フィルの恐るべき力量 ほか)
第2章 カラヤンという時代
ーベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(凄腕揃いのチェロとコントラバス/カラヤンの残像 ほか)
第3章 オーケストラが担う
一国の文化ーロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団・アムステルダム
(伝説の奏者ヘルマン・クレッバース/ピーツ・ランバーツの回想 ほか)
終章 良い指揮者はどんな指示を出すのか?
オーケストラにとって指揮者は不可欠のカリスマか、
それとも単なる裸の王様か?
どんな能力と資質が必要とされるのか?
ウィーン・フィル、
ベルリン・フィル、
そしてアムステルダムのコンセルトヘボー管弦楽団を舞台に、
フルトヴェングラーから
カラヤン・小澤をへて
ゲルギエフまで
巨匠たちの仕事と人間性の秘密に迫る書です。
クラッシク好きの方にはたまらない本だと思います!
<印象に残った一文>
「指揮者が『巨匠』と呼ばれて、その生涯を全うするには、次に掲げる4つの資質が絶対に必要である。第1は、強烈な集団統率力。第2は、継続的な学習能力。第3は、巧みな経営能力。第4は、転職と人生に対する執念」
「最高権力者唯一の恐怖は、後継者候補の出現である。自らが上り詰めた地位を窺うものがいる----それを思うことの辛さは、頂点に立った経験をもたない者には判らない。『後継者の育成が私の責務』とか『最後の最も重要な仕事』とか、会社の社長は言うが、果たしてどれ程が本心か。政治家、経済人、軍隊、芸術家の集団、宗教人の組織に至るまで(極小数の例外は否定しないが)、私は彼らの言葉を信じない。発言が真実であるならば、なぜ『任期』などという制限を設ける必要があるのだろう。」
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