日本労使関係史 [ アンドルー・ゴードン ]

150年に亘る日本労使関係

目次は次のとおりです。
第1部産業革命期の労働者と経営者
(工業労働者の組織化/温情主義と直接的管理
労務管理改革と労働運動ー1917~1921)


第2部 労働者と経営者ー戦間期における雇用制度
(渡り職工の消滅?-採用と長期雇用/賃金制度の複雑化/企業共同体ー会社、組合、労働者階級)

第3部 戦時の労使関係と政府
(長期雇用と統制賃金/産報ー労働組合不在の労働者組織)

第4部 戦後の決着(
組合主導の労使関係/経営主導の労使関係)

第5部 労使関係ー高度成長期とその後
(日本型労使関係のヘゲモニー/日本型労使関係の終焉?)

1980年代に「日本型雇用システム」として世界的に喧伝された雇用形態、
すなわち
「終身雇用」
「年功序列型賃金制」
「企業福祉」
「企業別労働組合」といったシステムは
どのように形成され、現在に至ったのか?
労働者・経営者・官僚の相互関係に注目し、
彼らが目的・利害をめぐって争い、
妥協してきた幕末開港から1950年代までの過程を
分析して1985年に刊行された英語版に、
2010年までの変容を増補し、
150年に亘る日本労使関係を描いた決定版です。

労使関係の変遷がよく理解できる書です。


<印象に残った一文>
「経営者が労働条件の改善を回避するために伝統的な美風を語るのに対し、労働者は賃上げ要求をしただけでなく、企業のの構成員としてよりよい条件を獲得しようとし、彼らの立場を上昇させようとした。」

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このページは、村田優一郎が2012年11月25日 18:12に書いたブログ記事です。

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