迷惑行為はなぜなくならないのか? [ 北折充隆 ]

「迷惑学」から見た日本社会

目次は次のとおりです。

プロローグ そもそも迷惑行為とは?

第1章 なぜ、夜の幹線道路は誰も制限速度を守らないのか?
-「記述的規範」と「習慣」の影響力

第2章 電車内では携帯電話の電源を切るべきか?
-迷惑行為と、場所・時代との関係

第3章 なぜツイッター騒動は繰り返されるのか?
-ルールと迷惑の微妙な関係

第4章 どうすれば列の横入りをやめさせられるのか?
-迷惑行為の抑止策

第5章 ベビーカー問題はどうしたら解決できるのか?
-クリティカル・シンキングで考える「落としどころ」

日本社会にはびこる「迷惑行為」について、
さまざまな視点から考えてみた書です。

迷惑という言葉で連想される、その典型的なものは、
駐車違反や、電車やバスの中で座席を占領したり、
ゴミをポイ捨てするといったたぐいの行為でしょう。

しかし、何が迷惑なのか、
何が正しいのかなどというのは、
実は微妙なバランスで成り立っており、

ちょっと視点をずらせば、良いとか正しいという基準は、かんたんに変わってしまうのです。

しかし私たちは、
「そんなの迷惑に決まっている」とか
「あの人は迷惑な人だ」という場合、
それ以上そのことについて深く考えたりしません。
迷惑についての自分の認識を、
当に正しいのかなどと疑ったりはしないのです。

なかなかユニークな切り口の本です。

<印象に残った一文>
「今後、迷惑行為がなくなることは残念ながら絶対にない。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2014年1月14日 16:09に書いたブログ記事です。

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