なぜ遺伝子組み換え作物に反対なのか [ ジャック・テスタール ]

「セラリーニ事件」は転換点となるか

目次は次のとおりです。

第1章 今日の遺伝子組み換え生物(GMO)
(GMOとGM作物/評価と審査/経済的な観点)

第2章 どうして遺伝子組み換え作物(GM作物)なのか
(DNAが生命を司るというイデオロギー/時代遅れのテクノロジー)

第3章 「セラリーニ事件」
(誰もが感じていたが前代未聞の議定事項/組織化された冗長な反応)

第4章 民主主義に照らし合わせてGM作物を考える
(審査システムを変革する/審査から決定まで:国民の立場)/付録 セラリーニの実験の概要

遺伝子組み換え作物のリスク便益の評価方法は、
医薬品と同様の手続きを踏むべきだ。
こうした疑問に対し、
推進側が従来の安全論や食糧問題の解決といった夢物語に終始するのなら、
私たちは疑問の投げかけ方を変えてみよう。

「遺伝子組み換え作物は、一体誰の利益になるのか」。
セラリーニ事件を考える、産業利益と安全性。

読んでいるうちに空恐ろしさ感じる書です。

<印象に残った一文>
「栽培時に除草剤を散布したGMトウモロコシはもちろん除草剤を散布していないGMトウモロコシであっても、ラットに影響が出たという。」

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このページは、村田優一郎が2014年5月26日 17:08に書いたブログ記事です。

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