AKB48とブラック企業 [ 坂倉昇平 ]
日本の雇用のリアルを知る
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目次は次のとおりです。
第1章 AKB48の魅力は「労働問題」にある
第2章 大人になんかなりたくない!-会社人間と「自由」の物語
第3章 競争して、チャンスをつかめー就活の透明な「不安」の物語
第4章 傷つくことを、恐れるなー「運命」としてのブラック企業の物語
第5章 夢を見る覚悟はあるかー「卒業」という失業の物語
第6章 AKB48は日本の労働を変えるか
ゼロ年代にミリオンセラーを連発しながら、
労働問題を歌い続けるアイドルがいる。
AKB48です。
作詞家・秋元康氏が手がけた歌詞の数々は、
日本の労働をめぐる写し絵となっているのです。
会社人間、格差社会、自由競争、就活、ブラック企業、雇用の流動化…。
それはAKB48自体が、
この国の雇用システムの再現でもあるからです。
約50ものAKB48の楽曲を解説し、
それらが日本の労働の現実に迫り、
その改革を模索するワークソング(労働歌)であることを示す書です。
AKB48を知ること、
それは日本の雇用のリアルを知ることにつながります。
切り口の面白い本です。
<印象に残った一文>
「AKB48の魅力の源泉には、労働問題がありAKB48は労働問題を歌っている。」
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