落語で知る人生の知恵 [ 林秀年 ]

江戸時代の礼儀作法と心意気

目次は次のとおりです。

第1節 人情の機微ー口で言っても心の中じゃ
(火事息子ー家を飛び出た道楽息子、実家のピンチに、さあどうする/親子酒ー親子して誓った禁酒、さてその結末は ほか)

第2節 三道楽煩悩ーこればっかりは止められません
(禁酒番屋ー殿の御沙汰といえども出来ない事も/夢の酒ー冷酒でも飲んどきゃ良かった ほか)

第3節 冠婚葬祭ーこれに駆け付け、三杯飲める
(子ほめ、牛ほめー誉め方次第で一杯飲める/鮑熨斗ー片貝だからってめでたいもんなんだ ほか)

第4節 出処進退ー男と女の意地と張り
(高尾太夫ー遊女といえども矜持あり/幾代餅の由来、紺屋高尾ーそこまで思ってくんなんすなら ほか)

第5節 雑学ー何の役にも立ちません
(やかんー由来を川中島の戦あたりに求めた頃から話がおかしくなります/二十四孝ー親孝行、したくなくても親があり ほか)

知っているのと知らないのでは大きく違う。
江戸時代の知恵、落語の名せりふとともに楽しく読める48題。
なかなか面白い切り口の本です。

<印象に残った一文>
「子供の頃はしっかりでも、長ずれば親父並み。これをDNAの呪縛といいます。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

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このページは、村田優一郎が2014年8月 2日 18:49に書いたブログ記事です。

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