魂への旅路 [ 横湯園子 ]
戦災から震災へ
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目次は次のとおりです。
第1章 個人史は日本人の記憶と重なって
(暗黒の時代に生を受けて/記憶の扉は幾たびも)
第2章 被災地での経験
(被災地でのカウンセリング/ひきこもり青年と家族が遭遇した社会災/ある少女の軌跡/緊急対応で実感したこと)
第3章 癒しは可能か
(心のケアという関わり/魂への回帰は幾たびも/亡き人との邂逅の先にあるもの)
第4章 遠い道
(あの日、東京で/沿岸部を生きる)
大きな揺れを体感した大震災の後、
封印されていた大空襲の記憶の扉が開いた。
津波の被災地で出会った少年と、
空襲の焼け野原で出会った少年が重なっていく。
人は、何を抱えながら生きていくのか。
生き残ったことへの罪悪感、取り残される苦しみ。
それでもなお、生き抜いていく人びとの痛みを思いながら、幸あれと祈り、来し方を綴る書です。
色々な気づきを当てえてくれます。
<印象に残った一文>
「思う存分眠るあるいはたまった家事を片付けるのには一二日は必要」
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