トヨタの危機 [ たてうちただし ]
トヨタに迫る危機の本質と選択すべき道筋
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目次は次のとおりです。
トヨタの謎
フォルクスワーゲンのエコカー戦略
ZEV規制が自動車を変える
ポイント・オブ・ノー・リターン
ヨーロッパの炭素民主主義
石油がない
1996年、豊田章一郎の基調講演
ドイツ勢の実力
ハイブリッド残照
燃料電池車の落とし穴
自動車の危機、そしてMIRAI
本当のトヨタの危機
石油資源の枯渇と地球温暖化による気候変動は人類が直面している危機であり、
自動車産業が存亡を賭けて取り組むべき課題です。
2018年にカリフォルニア州を皮切りにして採用される排出ガス規制は、
電気自動車と燃料電池車の導入を強制するものです。
電気自動車は技術・コストの問題をクリアしつつある一方、
トヨタが注力する燃料電池車は分厚い壁を崩せません。
トヨタは市場を失い、
日本経済は大きな傷を負うことになるのでしょうか?
長年にわたって世界の自動車を取材し、
自動車社会の未来像を追い求める著者が、
トヨタに迫る危機の本質と選択すべき道筋を照らし出す書です。
トヨタの実像に迫る書です。
<印象に残った一文>
「もしトヨタが、進歩、拡大、成長神話の中に自動車の未来を想定しているとすれば、それが本当のトヨタの危機である。」
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