ここまでわかった!敗者で読み解く古代史の謎
表情を変える歴史のおもしろさ
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目次は次のとおりです。
第1部 敗者で読み解く古代史の謎
(崇峻天皇ー「臣下による王殺し」に隠れた実績/山背大兄王ー上宮王家滅亡の黒幕はだれか/大津皇子ー持統を脅かした一流の血統と能力 ほか)
第2部 古代史「敗者」たちの真相
(東アジアからみた「弱者」「敗者」/筑紫君磐井の墓と、その語り/『万葉集』に見える敗者の歌)
第3部 古代日本「三大」争乱の真相
(乙巳の変ー蘇我氏を滅ぼした本当の首謀者はだれか?/白村江の戦いー敗北したのは中大兄皇子か?/壬申の乱ー大友皇子はなぜ惨殺されたのか?)
本書の主役は、古代史の“敗者”たちです。
崇峻天皇、山背大兄王、早良親王、藤原仲麻呂など、
古代史の重要人物について、
「通説」への挑戦を試みています。
考え方や史料の読み方によって、
表情を変える歴史のおもしろさを感じる書です。
<印象に残った一文>
「勝者が自身の行為を正当化するために、敗者をことさら悪として記録しているという指摘が数多くなされている。」
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