学校では教えてくれない日本史の授業悪人英雄論(井沢元彦)
自分で考え推理する力を養う特別授業
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目次は次のとおりです。
天智天皇ー「天智」という名には「悪」が込められている!
持統天皇ーなぜ、自分の遺体を「火葬」にしたのか?
中臣鎌足と藤原不比等ー二人の壮大な野望が日本の歴史を動かした!
藤原仲麻呂と道鏡ー誰が二人を称徳の愛人に仕立て上げたのか
藤原氏ー天皇家に巣くう寄生虫の謎
平将門ー当時は極悪人、二百年後だったら大英雄
源頼義と義家ー奥州制覇への夢と陰謀
源頼朝と義経ー「政治の天才」と「戦術の天才」の悲劇
後醍醐天皇ー天皇親政の英雄か、傲慢不遜の帝王か
足利尊氏ー「英雄」でも「悪人」でもなかった「善人」の武士
足利義満ー南北合一の英雄は「中国人」となった!
条早雲ー戦国大名第一号は「気配りの達人」だっ
斎藤道三ー国を盗み取った「まむしの道三」の謎
毛利元就ー日本史上稀にみる「謀略の天才」
道鏡、平将門、足利尊氏、
彼らは日本三悪人とされた人物たちだ。
しかし、現在ではその評価は大きく変わっている。
このように正史は常に正しいと思っていると、
歴史の真実にたどり着くことはできない。
むしろ正史の矛盾を追及していくことこそ真相への近道だと著者は言う。
歴史を学ぶだけでなく、自分で考え推理する力を養う特別授業です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「古代の人々の行動原理を考える上では、宗教という視点は絶対に切り捨ててはいけないものなのです。」
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